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フランク・プウルセル
Frank Pourcel (1913-2000)

フランク・プウルセルはフランス人音楽家の代表格です。何といっても古くから自身のオーケストラを率い、在籍したポール・モーリアやレイモン・ルフェーヴルを世に送り出した人物なのですから。

名門コンセルバトワールでバイオリンの腕を磨き、劇場の楽団指揮者としても活躍。 その後、歌手のリュシエンヌ・ボワイエに見出されます。その縁でメイジャーに進出し、1952年にフランク・プウルセル楽団を組織。

クラシックを基調とする格調の高いアレンジが好評で、1959年に発表した「オンリー・ユー」が全米で大ヒット、世界に彼の名を広めました。日本でも、FMの長寿番組「ジェットストリーム」のテーマに使われた「ミスター・ロンリー」で人気を博しました。

来日公演も行ない、1995年には自らバイオリンを持ち、NTV「進め電波少年」が企画した阪神大震災のチャリティー録音に参加、ポール・モーリア(ピアノ)、レイモン・ルフェーヴル(フルート)、フランシス・レイ(アコーディオン)と「カルテット・フォー・神戸」(ポール・モーリア作曲)を演奏して話題となりました。

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ショパン三世のミニ評

モーリア、ルフェーヴルの師匠だけあって、両者の源流を感じる。音の表現に奥行きがあり、リズムも安定していて聴き心地が良い。

ピックアップ

フランク・プゥルセル
フランク・プゥルセルのテーマ曲とも言うべき「ミスター・ロンリー」のほか「アドロ」、「急流」といった名曲、クラシックナンバー、さらに世界中のポップスヒットナンバーの数々が堪能できます。

作品鑑賞