イージーリスニング・ナビ

ウーゴ・モンテネグロ
Hugo Montenegro (1925-1981)

アメリカ音楽の一時代を築き、常にヒットチャートを賑やかしたウーゴ・モンテネグロ。モリコーネやゴールドスミスの作品をカバーしたアルバムを大ヒットさせ、映画のサウンドトラックでもその才能を開花させました。

ウーゴ・モンテネグロは1925年ニューヨーク生まれ。早くからミリタリーバンドに参加し、Manhattan Collegeで音楽教育を受けました。ほどなくポップスオーケストラの指揮者として活動開始。その後、有名レコード会社に音楽ディレクターとして招かれ、多くのアーチストの楽曲制作に関わりました。

1960年の半ばから映画音楽に進出し、アクションや西部劇などのサウンドトラックが絶賛されました。自らの名を冠にしたオーケストラのインスト・アルバムも次々に発表。シンセサイザーをいち早く取り入れ、ポップスオーケストラにおける電子音楽の最先端を歩きました。

大変な人気を博したモンテネグロですが、過労による肺気腫のため、56歳という若すぎる終焉を迎えました。

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ショパン三世のミニ評

実験的ともいえる異色のイージー・リスニング。こんなアプローチがあったのかと、時にドキリとさせられる。研究熱心な音楽家だ。

ピックアップ

All-Time Greatest Movie Themes & Schemes
1960年代にヒットしたアクションジャンルの映画とテレビドラマの主題歌を網羅。「007/ゴールドフィンガー」などの007シリーズ、「荒野の用心棒」などのマカロニアクションのほか、「電撃フリント/GoGo作戦」「サイレンサー沈黙部隊」など、ちょっとマニアックな作品にも挑戦。全体に奇抜なアレンジが施されていて、「らしいな」とニンマリ。

作品鑑賞