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ウェルナー・ミューラー
Werner Muller (1920-1998)

ドイツの有名なオーケストラ指揮者、ウェルナー・ミューラーは、1948年にRIAS(西ベルリンのアメリカ軍占領地区放送局)の専属ダンスバンドに参加し、67年までアレンジャー兼指揮者として活躍。67年からはWDR(北西ドイツ放送)のケルン放送局専属のバンドリーダーとなりました。

その間、リカルド・サントスの名で別個に楽団を作り、ヨーロッパと日本を市場にしたレコーディングを盛んに行っています。 コンチネンタル・タンゴからラテン、ジャズまでをカバーする、レパートリーの広いオーケストラとして人気を博しました。とりわけ「Musical Holidayシリーズ」は好評で、日本の民謡を巧みなアレンジでカバーした「Holiday In Japan」は、日本でもベストセラーとなっています。また、チェット・アトキンス、コニー・スティーブンスといったアーチストのバック・オーケストラを指揮することもあったようです。

70年代には楽団名を本名のウェルナー・ミューラー楽団に変更し、以後もいくつかのカバーアルバムを発表しました。

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ショパン三世のミニ評

ウェルナー・ミューラーの音楽は常に格調高く、上品さにあふれている。聴いていると気持ちが引き締まる。

ピックアップ

Percussion in the Sky / Wild Strings
デッカ原盤のレアなアルバムをカップリングで復刻。「そよ風と私」「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「虹のかなたに」などのスタンダード曲が、ミューラーお得意の大編成のストリングスによって奏でられます。高水準のサウンド。

作品鑑賞